人にほとんど話したことがない秘密がある。
話してしまえば、その日から変な噂話がたち、友達だと思っていた人間は離れていく。
人に話すことはできない。でも、話したくないと思えば思うほど、話したくなるのが人間の性だ。
知っている人に話すことは抵抗ある。でも、このブログでなら。僕ブログを書いていることは、ほとんど伝えていない。
僕が人にほとんど話したことのない秘密を、ブログ限定で公開する。
あれは遠い昔、中学2年生の時起きた衝撃的な出来事だった。
これを気にミルクマンになる!?
当時、今では考えられないが、視聴率30%を超えることが当たり前の番組、ウッチャンナンチャンが司会をしている「投稿特報王国」という番組があった。
視聴者から送られてきた面白い仰天スクープを、内村班と南原班に分かれて紹介し対決する番組だ。
通っていた中学校では、見ていない人はいないぐらい人気の番組。放送された次の日は、投稿特報王国の話で盛り上がるのが毎週のおきまり行事。
投稿特報王国で紹介された視聴者投稿の中に、男なのに母乳が出るという投稿があった。その投稿は「ベストスクープ賞」に選ばれたと記憶している。
次の日、お決まりの投稿特報王国の話で盛り上がる。体育の時間でみんな集まって着替えをしていた。
その時、僕は余計なことを言ってしまった。今思えば言わなければよかったと思う。
「みんなで、母乳でないか試して見よう」と。クラスの男勢は盛り上がった。
それぞれ体操服の間から手を通す。それぞれ母乳が出ないか試し始めた。もちろん言い出しっぺの僕も試した。
その時事件は起きました。
手絞りで、マッサージをするがごとく、すると・・・
体操服にまだ着替えていなかった僕は、制服のYシャツの第二ボタンまで開け、間から手を入れた。手絞りでマッサージをするがごとく、母乳(父乳)を出そうとした。
すると、僕は驚くべきものを見てしまう。
自分の乳首から、乳白色の何かが滲み出るように出てきた。一瞬驚くような顔をしてしまい周りの人たちの注目が集まる。
「えっ、なになにどうしたの」
みんな一斉に、餌の気配を察知して集まる猫のように、僕のまわりをとりかこんだ。ぼくは自分からでる何かを見て、相当驚いた顔をしたに違いない。
とっさに脳をフル回転させた。
このまま、もし、母乳(父乳)が出たのことがバレたら、一生いじめにあうか、変なあだ名がつく。
女性にはわからないかもしれないが、学校のトイレで男が大をしただけで、変なあだ名がついたり、いじめにあうことがある時代だ。
トイレで大は生理現象なので仕方がない。女性から母乳がでるのもおかしくない。
男性から母乳(父乳)がでるのは、あきらかにおかしい
僕は正真正銘男。心が女性とか、そういったこともない。ましてや子供がいるわけでもない。そんな男から、母乳(父乳)がでていることがバレてしまったら。
まず、変なあだ名がつく。あだ名は想像するに「ミルクマン」、「母乳男」、「父乳さん」様々なキーワードが浮かぶ。
まわりからは、手絞りでマッサージするがごとく、母乳(父乳)を出している瞬間は見られていない。僕は近寄ってくるギャラリーから後ずさり、
今着ているYシャツの上から叩くように拭き取り、ボタンを急いで締めて難を逃れた。
その時の言い訳は「いっいっいっや、何でもないよ」だったと思う。
別に何事もなく、そのまま体育の時間になり、このことを墓場まで持っていくことに決めた。
もし、あの時、母乳(父乳)を出したことがバレていたら。いじめにあい人生が変わっていたかもしれない。一生変なあだ名がついて、心はボロボロになっていたかもしれない。
いじめというのは些細なことから始まるものだ。
今はたまに話の流れで、ネタとして人に話すことはある。もう、流石にいじめになることはない。
ちなみに、今現在母乳(父乳)はでることはない。
男なのに母乳(父乳)を出す方法、出る理由。
なぜ、男にもかかわらず母乳(父乳)がでたのか。気になって調べてみた。
脳に腫瘍がある
男性にも乳首があり、乳腺は残っている。機能的には退化しています。
脳の中にある下垂体。そこで作られるプロラクチンというホルモンが、過剰に分泌されると母乳(父乳)が出る可能性がある。
薬の副作用
また薬の副作用でプロラクチンの濃度が上がり、母乳(父乳)が出ることもある。
甲状腺機能の低下
甲状腺機能の低下場合も母乳(父乳)が出る可能性がある。
男性進化論
男性の乳首は機能が退化しているのではなく進化の途中のため、今後進化して当たり前のように母乳が出る説もある。
セイヨウニンジンボク(チェストベリー)の過剰摂取
セイヨウニンジンボク(チェストベリー)というハーブティーは、女性ホルモンの分泌を促す効果があります。
普通に飲んでいるなら問題ありませんが、過剰に摂取することによって、男性でも母乳(父乳)が出ることがあるそうです。
終わりに
男性なのに母乳(父乳)が出たことは、当時いじめられる可能性を考え本当に嫌だった。
でも、今となってみると、将来的に子供ができた時、一緒に子育て授乳ができるので、素晴らしい才能だったのではないかと思う。
今もこの才能が体の中に秘めているのであれば、自分の子供を見たとき才能が開花して、ミルクマンとして授乳し、ある種の男女平等を超えて子育てに奮闘できる。
僕はもしかしたら、男女平等の時代に進化適合した、新しい人類の候補なのかもしれない。
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