江ノ島の猫事件から学んだ、猫好き犯罪者いない説が崩壊した日

江ノ島の島の中に住んでいた。

江ノ島に住んでいるという話をすると、だいたい、「江ノ島の駅の近くに住んでいるのですか?」と聞かれるが、そではない。江ノ島の島の中に住んでいたのだ。

江ノ島に住み始めた理由は単純だった。

江ノ島、江ノ島の猫、海を見ること、鎌倉が好きで、毎週のように江ノ島でエネルギーチャージをし、鎌倉で座禅をして、家に帰るということをくりかえしていた。

「毎週行くのはめんどくさい、どうせなら住んでしまえ」と、勢いで江ノ島に住みだした。

江ノ島で、パソコン遠隔操作事件の犯人、片山被告に出会うのは、まだ事件を起こす少し前の出来事だった。

※片山被告は現在懲役8年の刑期で服役中。

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江ノ島名物!?座布団ネコの謎

江ノ島での生活は、それはそれは幸せな毎日だった。

仕事に行く前、すきな江ノ島の神社を参拝してから出勤。週末は、江ノ島の島の中を散歩して、島内の猫を「モフモフ」するのが毎日の日課だった。

江ノ島の猫は、島の中をよくパトロールしている。僕も、江ノ島の猫が無事かどうか確認のため、島の中をパトロールしていた。

江ノ島の橋をわたり島の中に入る。坂を上り階段を上ったところに、最初の神社、辺津宮がある。ほとんどの人は、辺津宮を参拝してトンボ帰りする。

その奥に中津宮、奥津宮とあり、パワースポットと言われるのは、どちらかというと奥の方の社。

最初の辺津宮の神社の先、中津宮方面の階段を降り、亀がいる小さな池がある前、ちょっとした腰をかけれる場所がある。3人並んで座れるぐらいのスペースはあるだろうか。

そこに、座布団を並べている人がいた。座布団の上では、猫が三匹並んで丸くなって寝ていた。

毎週のように座布団並べられ、その上に猫が気持ち用さそうに寝ている。誰が座布団を敷いているのか気になっていた。

猫が並ん寝ている写真は、たくさんのSNSにながれていた。それだけ、珍しい光景だったのだろう。

週末、江ノ島を散歩をしていると、例のごとく座布団の上で3匹猫が並んで寝ていた。

いつもと違うのは、並んで寝ている猫の解説をしている人いること。「この猫の名前は〇〇」、「性格は〇〇」と、満面の笑顔で語っていた。

結構な人だかりができていて、人気もあるようにみえた。僕は、「この人が座布団を持ってきているのか?」と、疑問に思った。

また別の日、猫の解説をしていた人が、座布団を敷いている姿を目撃。

「やっぱりこの人か!よっぽどの猫好きなんだな」と、僕は思った。

週末に散歩をするたび、猫の解説している姿を目撃した

思い出してみると、僕が江ノ島に住む前から、江ノ島に行くと、毎週のように座布団は敷いてあった。もしかしたら、片山被告が毎週のように座布団を敷いて、猫の世話解説してたのかもしれない。2005年ぐらいから、江ノ島に座布団敷いてあったと思う。

猫好き犯罪者いない説

同じ猫好きの同志として、声をかけようか迷った。いつも人だかりができていて、なかなか話す機会がなく、結局話さずに終わってった。

この人は、猫好きの動物好きで、眉毛の太い良い人で、犯罪など絶対しない人だろうと、勝手な先入観を持っていた。

この法則を、猫好き犯罪者いない説と勝手に名付けていた。

江ノ島から引っ越して何年かたった後、テレビでパソコン遠隔操作事件の犯人の写真をみてビックリ。

「あの猫好きが犯人!」ここで猫好き犯罪者いない説崩壊。

思えば猫好きだから、犯罪者がいないというのはおかしな話だ。

自分が猫好きだから、同じ猫好きの人に犯罪者がいるはずがない。そう考えるのはおそらく、自分と趣味趣向が似ている人のなかに、自分自身を見出しているだけだったのかもしれない。

自分と同じ猫好きだから、いい人で犯罪をするはずがない。

猫好きでいい人そうだから、わたしも犯罪をしない、いい人だ。

同じ猫好きを通して、自分は悪い人間ではないと思いたい。遠回しに自分はいい人だと認めたい。同じ趣味趣向を持っている人をとおして、自分を認めさせたかっただけなのかもしれない。

まるで、鏡にうつる知らない人間を、自分のことと思うように。

でも、それは自分と同じ趣味趣向という、その人の中の一部分をみたのにすぎない。

鏡を見ても自分自身のすべてを映さないさないように、猫好きという一面は、その人のなかの一部分でしかない。

同じ趣味趣向を持っていたからといって、おなじ人間であるはずはない。同じ猫好きだから、犯罪をしないという理由にはならない。

片山被告は、江ノ島の猫の首にUSBをつけた。

首にUSBをつけられたグレーの猫は、いつも座布団で寝ている猫で、猫の雑誌にも紹介されたこともある江ノ島のアイドル猫。

ぼく自身もかわいがっていた猫で、よく散歩の途中モフモフしていた。

事件の後、江ノ島に行く機会はあったが、グレーのアイドル猫を見ることはなくなってしまった。

終わりに

猫好きだからといって、猫好き犯罪者いない説は成立しなかった。

片山被告の犯罪は許しがたい行為。それでも、同じ猫好き、同じ猫を可愛がった人間として、刑期を終え、得意のプログラミング技術を生かし、しっかり更生し、世の中のためになる、猫のためになる人になってほしいと思う。

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