御岳山(東京)で滝行したらガチで危険な心霊写真が撮れた不思議な体験

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誰よりも心霊番組が好きだ。

あなたの知らない世界、アンビリバボー、世にも奇妙な物語、本当にあった怖い話、映っちゃったGP、稲川淳二さんが出ている番組、宜保愛子さんや下ヨシ子さんが出ている番組。心霊と名のつく特集番組は全て見ていた。

特に好きなのは心霊写真特集。昔は夏になると必ずやっていた。

テレビの前で「おわかりいただけただろうか」の声とともに、アップになる心霊写真をみて震えていた。

数ある心霊写真を見てきたが、自分の撮ったガチで危険な最強心霊写真のほうが、よっぽど怖い。怖いと言うよりは、不思議な写真といったほうがいいかもしれない。謎が多い、奇妙な心霊写真だ。

その心霊写真を撮ったのは、東京奥多摩にある御岳山に、滝行に行ったときの話だ。

御岳山で節分の一番寒い日に滝修行

十数年前の2月3日。節分の日だった。

東京の西のはずれ青梅の御嶽駅まで、電車で約1時間30分。御嶽駅が近づく頃になると、とても大都会東京都は思えない山々の景色。

「東京の半分は田舎なんだな」しみじみ思った。

こんな田舎にわざわざやってきたのは、豆をまくわけではない。滝行をするためだ。

当時、精神修行に目覚めていた僕は、どうせなら一番きつい時期という理由で、2月3日に滝修行をすることにした。友人は「面白そうだから」という理由でついてきた。

御嶽駅からバスで10分。約1000メートルの御岳山を、ふもとからケーブルカーでさらに上がる。2月3日だけあって、寒いのはあたりまえ。山の山頂付近となればより寒さも厳しくなる。

滝を浴びるには、ある意味最高の条件かもしれない。

山頂は開けた広場となっており、山々が四方に広がる景色が美しい。宿泊予定の宿坊に向かって歩いていく。古い家々がつらなりはじめ、茅葺屋根の大きな家がみえてくる。チェックインには早すぎたため、御嶽神社に参拝に行くことにした。

幸運にも節分の祭りをやっていた。なぜ幸運かというと、なんと御嶽神社の節分祭は、豆と一緒にお金をまいてくれるのだ。

その日は平日。地元の人によると「君たちは運がいいね。土日で子供がいると、お金すぐ取られちゃんだよ」と言っていた。周りをみると子供はたしかにいない。

1日に3回の豆まきがある。2回参加した。2000円近くのお金を頂くことになった。帰る頃には、2000円はお土産へと変わっていった。

御岳山で滝行ができる宿坊静山荘

お世話になる宿坊静山荘。

静山荘のご主人が滝修行を指導してくれる。神主の資格を持っていて、宿坊で霊障によるお祓いも行っている。滝修行でなにかに取り憑かれた時も安心だ。

夕方から1回目の滝行がはじまる。宿坊から滝まで約30分。滝を浴びることを考えなければ、寒い中の楽しいハイキング。

今回滝を浴びるのは、僕と友人、一緒になった男性の計3人。こんな寒い時期に浴びるマニアはいないとおもっていた。意外におなじ趣味、志を持った人はいるもんだと思った。

浴びる滝は綾広の滝。3メートルぐらいの高さから滝が流れている。勢いはそんなになく、滝行初心者にちょうどよいかもしれない。滝の前で服を脱ぎ、はちまきをする。あらかじめ宿坊ではいたふんどし姿になる。

滝を浴びる前の儀式をし、船を漕ぐような体操をすると、体は熱をおびていた。

宿坊のご主人が先に入り、滝の前で「エィッ」と気合を入れ、滝の中に入る。「はらえどのおおかみ」と繰り返し静かに唱える。

ご主人は、こんな寒い時期に滝に入っているにもかかわらず、まったく身震いもしない。いたって普通の落ち着いた状態のままだ。

自分の順番がまわってきた。

足先を水に入れるのは大丈夫だ。でも、心臓近くに水がかかると急に辛くなる。滝の前まで行くと、僕はご主人を真似して「エィッ」と気合をいれた。全身震えているせいか、声も震えすぎてビブラート状態。

寒さのと共に滝に入ると、「寒い」と思ったのは最初だけで、途中から「痛い」に変わってくる。頭の上から、つららが体を貫通してくるようなイメージ。寒さなし。ただ、ひたすら痛い。

滝を出ると、ぶるぶる震えてはいたが、意外にも爽快感が大きい。

1度目の滝行は無事終了。本番は次の日、朝一番の滝行。夕方に浴びる滝と違い、寒さがより厳しくなる。

宿に帰りあたたかい食事をする。食事の後、瞑想の指導があり、雅楽の笙を演奏してくれた。初めて笙の音色を聞いた。心地よすぎて眠ってしまい、あまり記憶にない。

旅の疲れ、滝行の疲れ、あっという間に寝入った。

まさか、ふんどし凍る

翌日、朝の6時30分。眠い目をこすりながら山を歩き、再び滝の前に立つと、眠気は一瞬で目がさめた。

よく見ると、滝の横のほうが凍っている。朝のほうがやはり寒い。滝を見れば一発で分る。

二度目の滝行は、一回体験しているせいか、意外にもすんなり、気持ちよく、滝を浴びることができた。

衝撃だったのは、滝を浴びた後。着替えるためにふんどしを脱いで岩の上においた。帰ろうふんどしを手に取ったら、ふんどしが凍ってしまい、岩から取れなくなっていた。

無理やりとったら「ベリッベリッ」と音ともに、なんとかふんどしを取ることができた。

無事、何事もなく滝修行を終えた僕らは、静山荘を後にした。時間はあったので、散歩しながらもう一度御嶽神社に参拝に行くことにした。

本物のガチでやばい心霊写真が撮れてしまう

宿坊静山荘から御嶽神社に向かう参道の途中に、樹齢1000年と表記がある神代ケヤキという名の大木がある。国指定の天然記念物で、ヤマトタケルが植えたという伝説もある大きな木だ。

珍しいから友人と一緒に自撮りで写真を撮った。自撮り棒などまだない時代。自分の手をめいいっぱい伸ばし、カメラを内側に向けて写真をとった。

当時持っていたカメラは、フィルム式の小型の一眼レフカメラ。その場ですぐに写真の確認はできなかった。

その後は、豆まきでもらった2000円でお土産を買い、何事もなく無事に家に到着した。

後日、フィルムを現像に出す。

カメラ屋さんで、出来上がった写真をもらう。写真を見ると思わず一人で大きな声をだしてしまった。「えっ!」

声を出したのは、神代ケヤキの前で撮った写真を見た瞬間だ。

写真の左下に、僕が左側、友人が右側にいる。胴体から上が写っている写真で、友人の右側には、神代ケヤキが写っている。

僕の体と重なって、写真の左下から、白い煙、赤い煙と、黄色い煙(光のようにも見える)のようなものがモクモクと上がっている。

その煙の真ん中に、御札のようなものが写っているのだ。御札の真ん中には黄色い字で、中国地方の「中」の字が、ハッキリと浮かんでいるのである。御札のようなものは、半分から上しか写っていない。そのため、中の字の下に続く文字が、なんなのかわからない。

全体的にモヤがかかっているが、ハッキリと写っている。

フィルム写真のため、ネガも確認してみると、御札と中の字ハッキリ確認できた。

友人にも見せることにした。

友人は「うわ~やばいよこれ」と言っていた。友人には、ほとんど御札も煙も重なって写っていなかったので、ちょっと他人事のような言い方だった。

「アンビリバボーに送ろう」友人に計画提案された。

心霊写真鑑定するも

2月3日に滝修行をした後、なんども御岳山静山荘にお世話になった。

写真が撮れた後、再び静山荘に行ったときに、今回取れた写真を静山荘のご主人にみせた。

第一声は「えっ、何だこれ」だった。

「うーん。よくわからないな」ともいっていた。きっと正直な答えだろう。ご主人もハッキリとわからないが、なにか神社に関係するものではないかとのこと。特に悪さをする物でもないと言っていた。

写真が撮れて、その後何か特別悪いことが起きたことはない。数々の心霊写真を見てきたが、自分が撮った写真を超えるものはなかなかない。

未だに解明できない、本物!?の不思議な謎の心霊写真だ。

写真はまだあるが、ネットに載せて何か起きたら怖い。写真は公開しないことにしている。この写真は、人の目に触れないよう封印。

もしかしたら、この御札に書かれた文字は、自分の人生にかかわる何かの意味が込められているのかもしれない。

文字の意味を知ることになるのは、その何かが起きたときなのかもしれない。

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